ーフ・フロアー株式会社

補強のしくみ

和形1号には、ヒンジと呼ばれる3つの折れ曲がる機能がつけられています。この3つのヒンジは大きさや構造が少しづつ異なり、それぞれに折れ曲がる限界の角度が設定されています。


まず、軒瓦を、軒先から少し多めに出るように瓦座にのせます。次に軒の出を70〜60ミリになるように軒瓦を動かします。するとはじめに、軒先に一番近いヒンジが大きく曲がります。そして、曲がる角度がいっぱいになり、上から加えられる力を支えるのに最適な角度となります。


さらに残りの2つのヒンジが最適な角度に曲がり、上からの力を軒先の野地板に伝えます。そうすることで、大きな力が軒瓦の先端に加えられても支えることができるようになるわけです。


つまり「新らくらく軒面戸和形1号」は材質や厚みではなく、緻密に計算して設計された構造と、その製品化を可能にする技術力により軒瓦を補強することができるようになっているのです。

Q. どうしてプラスチックの薄い板で、軒瓦を補強できるの?


A. 設計された3つのヒンジが、補強に最適な形状を創り出すことにより軒瓦を補強します。

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